たいの村

いろいろな記事を書いていきます。何を書くかは気分次第

飲食店バイトをやってみて思った事など

ども。たいたいぶんです。
私は最近、3か月ほど行っていた飲食店でのバイトをやめました。今回は飲食店バイトについていろいろ綴っていこうかと思います。

どこでバイトをしていたのか

まず皆が知りたいのはどこでバイトをしていたのかかもしれません。身バレ防止のために具体的に話すことはできませんが、有名チェーン店になります。日本全国に展開しており、皆さん一回は行ったことのある飲食店です。
まあ私のTwitter見ている方はわかると思いますが、とりあえずそれだけは伝えておきます。

なぜバイトを始めたのか

まず、なぜバイトを始めたのかを話していきます。
まず私は今年の4月、大学に入学しました。なので今1年生です。大学生活も慣れてきた5月ごろ、お金を稼ごうと思いバイトを探しました。最初応募したバイトが「デパートのキャンペーン期間中のクレジットカード入会カウンターの仕事」でした。専用のタブレットに住所等入力してもらって審査の後仮カードを渡す仕事です。
このバイトはキャンペーン期間中ということもあって実は短期バイトでした。しかし当時の私はそのことを理解しておらず、長期で毎日できるバイトだと勘違いしていたのです。
正直継続的に収入は欲しかった私は他のバイトを探すことにしました。そこで考えたのが飲食店でした。
まずハンバーグで有名なチェーン系の飲食店に応募しました。
しかし店舗側が入れてほしい時間帯が私の都合に合わなかったことからか落ちてしまい、もう一つここで働いてみたいと思った有名な飲食店に応募したところ、受かったのです。

なぜやめたのか

これについては色々あります。まず一つ目として、きつかったというのがあります。
私の店の場合、スタッフの数が多いのにも関わらず昼や夜等ピーク帯はスタッフの数が少ないということがよくありました。そのような多くの人数が必要な時間に限って人が少ないのです。
私はホール担当でしたが、少ない人数でお店を回すため、入り口で待っているお客さんの案内、テーブルの片づけと準備といった仕事が滞ってしまうことが多々ありました。
また私の店では出来上がった料理は配膳ロボが運んでくれる仕組みになっていました。
ホールの人は一人、キッチンが作った料理を配膳ロボに乗せる「バック」という担当になることがあります。これがとても忙しいのです。ロボがあるといっても一部の席はロボ未対応なのでその席へは自分で運ぶ必要がありますし、運ばなければならない料理が多すぎてスタンバイしているロボがないこともあります。
さらに、その中でもピーク帯が本当に地獄なのです。料理はできまくる、ロボは足りない、作業が少し止まるだけでも大量に料理が来るのです。
また私の店舗の場合、ビールやウーロンハイ等アルコール品は自分で作る必要がありました。
この出来上がった料理をロボに運ぶ作業を行うとともにアルコール品を作ることもしなければならないのです。同時作業ですね。
私は同時作業が苦手なので本当にきつかったのです。
またそこまで大きな要因ではないですが、人との関わりの面での働きづらさがありました。
店長は温厚で、同僚も皆親切でした。しかし副店長のような役割に就いている方が私とは合いませんでした。
その方はピーク帯など、忙しい時間になると機嫌が悪くなるのです。結構ミスが多いスタッフに対して「これはパワハラに近いのでは?」と思うような発言も多々ありました。
ただ機嫌が悪くない時は全く普通でした。むしろ褒めてくれることもあります。
その状態がずっと続けばいいのですが、いつかピーク帯が来てその良い状態は崩れてしまうのです。
その時が本当に嫌でしたし、褒められた際にも何かその期待を裏切るようなミスをしてしまったらどうなるのかと思い、素直にそのお褒めの言葉も受け取ることができませんでした。
ただその方の気になるところはその機嫌が悪くなることだけです。人は誰でもそのような状態に陥ったら感情的になることはありますが、その方には申し訳なさを感じます。

飲食店バイトが向いている人

まず飲食店のホールのバイトが向いている人として、同時作業ができる人が挙げられるでしょう。
上記にもある通り、お店によっては違いますが、基本的に同時作業が求められる事が多いです。
私の場合出来上がった料理を配膳ロボに渡す作業をするとともに、アルコール品を作ることも私の担当でした。料理を運びつつ、アルコール品も作るという作業ができる人であればおすすめでしょう。
また、何もせずじっと立っている時間が苦痛に思う人もおすすめです。
例えばスーパーのレジ打ち等はピーク帯でない時間帯もレジ前にずっと立っていて、お客さんがいない時間は本当に苦痛だと思います。
なにもせずじっと立っているだけで給料がもらえるのも良いかと思いますが、その何もしない時間帯にスマホ等をいじれないとなると本当に苦痛だと思う人は多いかと私は考えています。
飲食店のホールのバイトは何もせずじっと立っている時間はほぼありません。特に運ばなければならない料理がなく、客席に下げられるお皿もない状態でもトイレ清掃やドリンクバーの点検等何かしら仕事があります。
それも終わった場合は本当にじっと立っているだけの時間ができてしまいますが、そういった作業はピーク前にするので、そのような作業が終わったころは混み始めているかと思われます。

飲食店バイトが向いてない人

基本的には上記の「向いている人」の反対の人です。
同時作業ができない、何もせずじっと立っている時間の方が好きであったり、あと飲食店ではとにかくテキパキ動くことが求められますので、テキパキ動くことができない人はおすすめできないかと思います。

「飲食店は人手不足」という言説について

よく「飲食店は人手不足」と言われることがあります。昨今のニュースを見れば時給を上げているのにもかかわらず、全く人が集まらない飲食店もよくあります。店長でもなく従業員の一人としてですが、これについて話していきます。
まず人手不足なのは事実でしょう。それこそ最初に話したように一番忙しい夕食の時間帯にホールが一人、二人ということはよくあります。
ただ従業員自体の人数は足りています。時間帯によって人手不足の弊害が生じてしまうのです。それこそ私のバイト先ではシフトを自由に組むことができますが、皆夜は避けていて、昼や朝の方が人数が多いということがよくあるのです。
またそのシフトも固定ではなく毎月シフトを提出する形で、不定期でも構わないのです。ですので毎週同じ曜日に入れてくれる人もいれば不定期で「今週は月金だけやって来週は水曜日だけ」というやり方もできます。
固定ではないのでさらにこの時間帯によって人手不足というのがが生じてしまうのです。
しかしただでさえキツイと言われている飲食店、さすがにキツイ代わりにシフトは自由に組めるようにしようという一種の情けなのかもしれませんが、正直固定が良いです。
そう言う私も正直に言うと夜は避けてました。一か月だけ夜のシフトもやってみたのですが、あまりにも自分にはできないと感じて次の月は昼にシフトを変えました。
ですのでまとめると、従業員自体の数は足りているのだけれど、不定期で組めるシフトのせいで人手不足に陥る時間帯があるということです。

いかがでしたか?これを見ると「飲食店やりたくないな」と思うかもしれません。ただ同時作業が得意で、テキパキ動くことができるということであれはおすすめです。
「果たして自分は同時作業が得意なのか?テキパキ動くことができるのか?」がわからない人もいるかもしれませんね。それはとにかく自己分析です。
人に聞いたり、あとは何かバイトを始めてみたりすると自分が得意だと思うところや苦手と思うところがわかってくると思います。
それに仕事ってやっぱり得意不得意ありますからね。
私なんて合わないと思って3か月でやめてしまいましたが、人によっては飲食店でも10年以上働いている人もいます。私のバイト先にはもう30年近く働いている超ベテランの人もいます。
また「なぜやめたのか」の章で散々言ってきましたが、正直なところ私は動くことが好きなので飲食店のホールのスタッフは好きな仕事でした。個人的には続けたいと思ってます。
しかしそのキッチンが作った料理を配膳ロボに乗せる「バック」がどうしても苦手でやりたくないからやめるのです。それだけです。
ただ個人的には飲食店の裏側を知ることができてとても勉強になりました。
そして飲食店で働いている人は尊敬しかないです。よく誰でもできるということから「底辺職」と言われることがありますが、私のようにそんな「底辺職」でも向いてない人と向いてる人がいるのです。
この違いが表れるだけでも少なくとも飲食店は世間一般が言う「底辺職」ではないと思ってます。
ファイト!!