たいの村

いろいろな記事を書いていきます。何を書くかは気分次第

福知山線脱線事故と後遺症

ども。たいたいぶんです。今日は4月25日、今から14年前に、福知山線脱線事故があったそれから14年が経った。つまり、事故があった2005年に生まれた人は、14歳になったという事である。今回、事故に関する後遺症について話そうかと思う。

あの時がフラッシュバック

この福知山線脱線事故にて、大きく注目されているのが、心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDと呼ばれる病気である。

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html

このptsdは、被害者、遺族、救助隊など、多くの人に確認されているそうだ。福知山線脱線事故の場合、電車を見ると、脱線したあの現場を思い出してしまう人*1が多いそうだ。

事故後、相次ぐ関連死

事故後、病気により亡くなる方、後追い自殺をする人が多かったそうである。
福知山線脱線事故では、事故で生還した後、自分だけ生還したことによる罪悪感により、自殺をしてしまう人もいたそうだ。
mainichi.jp
どうやらJR西日本は、関連死をした人については、事故現場に名碑に名前を入れてくれないそうだ。
実際、JR西日本を擁護する気持ちもないのだが、関連死した人の名前を碑に入れるべきかと問われれば、すこし悩んでしまう。
事故によって亡くなった方ではないので、なかなか入れるか入れないかという判断はJR西日本には難しいかもしれない。

後追い自殺

www.sankei.com
どうやら事故当時恋人と同居していた女性は、彼氏を事故で無くしてしまい、JR西日本に遺族として認めてもらえず、説明会に呼ばれなかったりしたそうだ。この女性は、彼氏を無くしたショック、そしてJR西日本の不適切な対応によりストレスが重なり、自殺を試みてしまったようである。

JR西日本による日勤教育

ここで、福知山線脱線事故の原因とも言われたJR西日本による日勤教育というものについて話そうかと思う。
日勤教育というのは、仕事でミスを犯した社員を再教育させるプログラムを日勤教育と言われる。
この日勤教育という手法を使っていた企業としては、JR西日本や、日本郵便がこの日勤教育を使っていた。
しかし、社員を研修施設などでもう一度学び直させるのであれば問題ないのだが、このJR西日本は、作文を書かせたり、上司が罵声を浴びさせたりと、現代社会で言われるパワハラと同じような事をしていたそうだ。
toyokeizai.net
事故後、JR西日本は、日勤教育について、「内容を変更する事を検討している」とコメントしているが、現在も新幹線の風圧も間近で感じさせる研修を行っているそうだ。
全く変わっていないのである。
今日、事故から14年が経った。JR西日本も経営体質が事故当時と変わっていない。